3.7 小腸


3.7.0 小腸とは

小腸とは、胃から繋がる消化管です。 幽門から十二指腸上部につながり、十二指腸空腸曲で終わります。

3.7.1 位置とかたち

動画

概要

  • 区分と各部の特徴
    • 上部(球部):L1
    • 下行部:L2、大十二指腸乳頭(オッディの括約筋)
    • 水平部:L3
    • 上行部:L2、トライツ靭帯

テキスト版

十二指腸の位置、かたち

3.7.2 空腸・回腸の位置とかたち

動画

概要

空腸・回腸

  • 十二指腸からつづく
  • 空腸と回腸の境は明確でない
  • 回腸末端にメッケル憩室

内腔の特徴

  • 空腸は輪状ヒダがよく発達している
  • 回腸には輪状ヒダはなく、パイエル版がある
  • 輪状ヒダを拡大すると、絨毛があり、縦毛を拡大すると微絨毛がある

テキスト版

空腸・回腸のつくり

網嚢

胃の後ろ側に位置する空間。

3.7.3 組織のはなし

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概要

組織

  • 上皮:単層円柱
  • 筋層:内輪、外縦
  • 腸絨毛があり、中には豊富な血管分布と乳粥腔がある

細胞

  • 吸収上皮の細胞
  • 杯細胞
  • パネート細胞
  • 幹細胞
  • 腸内分泌細胞

テキスト版

組織

3.7.4 消化管ホルモンと分泌細胞

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概要

ホルモン分泌細胞

  • I細胞:コレシストキニン(CCK)…胆汁分泌↑、膵臓消化酵素↑
  • S細胞:セクレチン…膵臓上皮からHCO3-↑、インスリン↑
  • G細胞:ガストリン…塩酸分泌↑、粘膜ヒダ肥厚、胃の蠕動運動↑

テキスト版

消化管ホルモン

構成する細胞

I細胞
小腸に存在する。アミノ酸などに反応してコレシストキニンを分泌する。
S細胞
小腸に存在する。低いpHに反応してセクレチンを分泌する。
G細胞
胃の幽門部に多く存在する。迷走神経刺激でガストリンを分泌する。
壁細胞
塩酸(胃酸)を出す細胞。 ビタミンB12の吸収に関わる内因子もつくる。
主細胞
たんぱく質分解酵素である、ペプシンを作る細胞。
ペプシンは危ないので、活性の低いペプシノーゲンで分泌される。 活性の低い前状態は前躯体といわれる。

3.7.5 血管と神経

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概要

血管

動脈:上腸間膜動脈の枝が分布する
静脈:門脈へ注ぐ

神経

交感神経:消化管の活動抑制
副交感神経(迷走神経):消化管の活動亢進

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