3.6 胃


3.6.0 胃とは

胃とは、食道から繋がる消化管です。 噴門に始まり、幽門で終わります。

3.6.1 位置とかたち

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概要

  • 基本的なはたらき
    • 消化
    • 一時的な貯蓄
    • アルコール吸収
    • 細菌の殺菌

  • 部位の名称
    • 噴門、噴門切痕
    • 胃底、胃体、角切痕、幽門部
    • 小弯、大弯(しょうわん、たいわん)
    • 小網、大網(しょうもう、たいもう)
    • 網嚢口(もうのうこう)
    • 幽門

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胃の位置、かたち

3.6.2 まわりとの位置関係

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概要

周辺構造のポイント

  • 網嚢
  • 膵臓
  • 脾臓と脾静脈
  • 腎臓
  • 腹膜、間膜、後腹膜臓器
  • 小網の中を通る肝三つ組

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周辺のつくり、関係

網嚢

胃の後ろ側に位置する空間。

3.6.3 組織のはなし

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概要

組織

  • 上皮:単層円柱
  • 筋層:一部、斜走筋が入り3層になる。
        幽門で発達して幽門括約筋を作る。
  • 発達した粘膜ひだ

胃腺

粘膜のが落ち窪んた胃小窩をつくり、中に胃腺をつくる。

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組織

3.6.4 胃の腺と胃酸

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概要

胃腺(胃底腺)

  • 表層粘液細胞:粘液
  • 頚部粘液細胞(副細胞):粘液
  • 幹細胞:細胞分裂の元になる
  • 壁細胞:塩酸、内因子
  • 主細胞:ペプシノーゲン
  • 胃腸内分泌細胞:腸管ホルモン

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胃腺(胃底腺)

構成する細胞

表層粘液細胞
胃の表面に近い部分にいる細胞。粘液を出し、胃を胃酸から守る。
頚部粘液細胞(副細胞)
胃腺の頚部にいる粘液細胞。副細胞と呼ばれることもある。
幹細胞
細胞分裂をする際に、元になる細胞。 胃は酸によって傷害されやすくもあるので、 活発に細胞分裂が行われているようです。
壁細胞
塩酸(胃酸)を出す細胞。 ビタミンB12の吸収に関わる内因子もつくる。
主細胞
たんぱく質分解酵素である、ペプシンを作る細胞。
ペプシンは危ないので、活性の低いペプシノーゲンで分泌される。 活性の低い前状態は前躯体といわれる。

3.6.5 胃酸分泌

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概要

塩酸の産生

  • 水と二酸化炭素から水素と重炭酸イオンを作る
  • 水素を分泌(プロトンポンプを使っている)
  • 重炭酸イオンは血管へ移動、同時に塩素が入ってくる。
  • 塩素はそのまま胃へ分泌
  • 水素と塩素が胃で合わさって塩酸(胃酸)に。

内因子の産生と分泌

ビタミンB12の吸収に必要。

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3.6.6 塩酸分泌刺激と粘膜保護作用

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概要

塩酸分泌刺激

  • 壁細胞の活性化:迷走神経(ACh)、ヒスタミン、ガストリン
  • G細胞の活性化:迷走神経(ACh)
  • ECL細胞の活性化:迷走神経(ACh)、ガストリン

粘膜の保護作用

  • 壁細胞が作ったHCO3-が粘膜細胞へ運ばれ、拡散する。
  • 粘膜細胞自身もムチンを産生・分泌して粘膜層を作る

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神経

3.6.7 血管

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概要

胃の血管

  • 動脈
  • 全て腹腔動脈の枝

  • 静脈
    • 全て門脈に注ぐ
    • 左胃静脈から食道静脈叢へ繋がる

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3.6.8 神経

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概要

神経

  • 副交感神経(迷走神経)
  • 交感神経(T5~9)

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神経