3.12 膵臓


3.12.0 膵臓とは

膵臓とは、腹部上方にある実質臓器(中身の詰まった臓器)です。 消化管からの静脈をうけ、蛋白の合成や解毒をしています。

3.12.1 位置とかたち

動画

概要

  • 位置

    胃の後ろ、腹膜の後ろに位置する。
    頭部は十二指腸に囲まれ、尾部は脾臓が位置する。

  • 名称
    • 部位:主膵管、副膵管
    • 区分:頭部、体部、尾部

テキスト版

膵臓の位置、かたち

3.12.2 内分泌細胞

動画

概要

  • 内分泌の細胞
    • α細胞:グルカゴン
    • β細胞:インスリン
    • δ細胞:ソマトスタチン
    • F細胞:膵ポリペプチド
  • インスリンの臓器への作用
    • 肝臓、骨格筋、脂肪組織

テキスト版

  • 内分泌の細胞
    • α細胞:グルカゴン(血糖値↑)
    • β細胞:インスリン(血糖値↓)
    • δ細胞:ソマトスタチン(消化管を抑制)
    • F細胞:膵ポリペプチド(消化管+ソマトスタチンを抑制)
  • インスリンの作用
    •   肝臓:グリコーゲン合成↑、解糖系↑
    •  骨格筋:グリコーゲン合成↑、タンパク質合成↑
    • 脂肪組織:糖の取り込み↑、脂肪合成↑

3.12.3 インスリンとグルカゴンの血糖調整

動画

概要

血糖に作用するホルモン

  • あげる
      グルカゴン、成長ホルモン、副腎皮質ホルモン、アドレナリンなど
  • 下げる
      インスリン

ネガティブ・フィードバックによる血糖の調整

テキスト版

組織

3.12.4 外分泌と消化酵素

動画

概要

外分泌腺の細胞

  • 腺房細胞、腺房中心細胞、導管上皮細胞

消化酵素

  • 膵アミラーゼ、膵リパーゼ
  • トリプシン、キモトリプシン、エラスターゼ、ホスホリパーゼなど

テキスト版

3.12.5

動画

概要

  • 入る血管

  • 出る血管

テキスト版

膵臓に入る血管

3.12.6 門脈圧亢進症と側副路

動画

概要

側副路
  • 臍傍静脈ルート

    臍傍静脈→腹部皮静脈→上大・下大静脈→心臓

  • 左胃静脈ルート

    左胃静脈→食道静脈叢→奇静脈→上大静脈→心臓

  • 直腸静脈ルート

    上直腸静脈→直腸静脈叢→中・下直腸静脈→下大静脈→心臓

  • 後腹膜ルート

    門脈の消化管領域→レチウスの静脈→上大・下大静脈→心臓

参考:門脈圧亢進症を起こす疾患

先天性、腫瘍塞栓、特発性、日本住血吸虫、
Budd-Chiari症候群、肝硬変、右心不全

テキスト版

門脈圧亢進症

3.12.7 ビリルビンの排泄と腸肝循環

動画

概要

ビリルビン
  • 由来:赤血球
  • 種類:間接ビリルビン(非抱合型)、直接ビリルビン(抱合型)
  • 膵臓で加工され、水に溶けるようになる。

ビリルビンの腸肝循環
  1. 十二指腸に排泄
  2. 腸内細菌がウロビリノゲンに変える
  3. 便で排泄、一部は門脈から吸収され膵臓に入る
    1. 一部は肝静脈から心臓へ(4.へ)
    2. 一部は再び直接ビリルビンになる(1.へ)
  4. 心臓から全身経由で腎臓から排泄

テキスト版

ビリルビンの腸肝循環